湯河原の秋

夏から秋へ。秋風が吹く頃,山はミカン色一色になる。夏を踊った鮎も落ち,冬が近いことを知らせる。

       

虫の音「幕山公園付近」

山々に囲まれている湯河原だけあって,秋の夜は虫時雨となります。コオロギやスズムシ,キリギリス等「リーコロコロ」「スイッチョ」等いろいろな虫が鳴いています。秋の夜長にビール片手に虫の鳴き声を聞くなんてどうでしょう。風流ですよ。ところでこれらの虫を捕まえに行ったことありますか?夜懐中電灯をもって草むらの中へ行く,なかでも大きな泣き声の虫(キリギリスの仲間)を探して網で捕まえる(蚊にくわれながら)捕まえて家にもってかえってくるのはいいが,非常にうるさいんだなこれが。

サバ・イワシの大群「福浦漁港」

夏から秋にかけて福浦漁港ではサバ・イワシ等の大群が湾内に近づきます。コマセという撒き餌を使って群れを呼び寄せ,そこにサビキといわれる疑似餌が5本〜7本ついた仕掛けを入れる。上下に振っているとたちまち魚が釣れるという釣りです。簡単ですので子供でも楽しめます。コツは1匹掛かってもすぐに上げないで,そのまま遊ばせること。そうすると2匹,3匹とどんどん掛かってきます。釣りのあとは日帰り温泉へ。ゆっくりつかっていって下さい。

キンモクセイの香り「町中」

9月,湯河原の町はキンモクセイの香りに包まれます。キンモクセイの花粉の香りは強いこと,また湯河原が山々に囲まれた地形のため香りが佇むんでしょうか。あま〜い香りが町中にします。なこか,こう,気持ちの良い夜風といい,いい気分にさせてくれます。

ミカン狩り「オレンジライン・泉」

湯河原では山の傾斜と温暖の気候を生かしてミカンの木が植えられています。秋はミカン色に染まり,町からもその景観が見える程です。温泉につかりつつミカン狩り,王道のコースでしょう。でも湯河原のミカンはすっぱいです。(ビタミンは豊富かな?)

紅 葉「奥湯河原」

ミカン狩りの時期が終わる頃,山は紅葉に包まれます。至るところで紅葉は見られますが,特に素晴らしいのは奥湯河原。もともと風情のある地区だけにその紅葉は目をみはるものがあります。健脚ならば天照山に登ってみては。奥湯河原より1時間30分ほどで深い紅葉を見ながらハイキングが楽しめます。途中には白雲の滝もあり魅力満点です。


湯かけ祭り
 
ゆかりの美術館
 
不動滝